中高年でも遅くない。退職代行がくれた再スタートのきっかけ
「辞めたいけれど、年齢的に言い出しづらい」
「家庭のためにも収入は必要。でも、このまま働き続けるのはもう限界……」
そんなふうに、働きながら心をすり減らしていませんか?
今回は、長年勤めた学習塾を退職代行で辞め、新たな人生を歩み始めた三浦俊介さんにお話を伺いました。
これまで真面目に働いてきたからこそ抱えた葛藤、そして退職代行という選択肢がどのような支えになったのか、リアルな体験をご紹介します。
体験者プロフィール
三浦 俊介(みうら しゅんすけ)さん|55歳・学習塾講師(正社員)
少子化の影響で教室数が削減され、講師間の競争が激化。
授業コマも減り収入が激減し、早期退職して別業界への転職を考えた。校長からのパワハラも決め手となった。
生徒のためだけでは、もう続けられなかった
		
	退職を考えるようになったきっかけから教えてください。
そうですね……。少子化の影響で、教室がどんどん減っていったんです。私が長く勤務していた校舎も統廃合されて、講師同士の競争が激しくなりました。
以前は週に20コマ以上授業を持っていましたが、最終的には半分以下に減ってしまって。教壇に立てない日が続くと、「何のためにここにいるんだろう」と自問する日が増えました。
		
	
		
	収入にも影響があったのでしょうか?
もちろんありました。授業数が評価に直結していたので、ボーナスもカットされて...。
それ以上につらかったのは、校長からの圧力ですね。会議で「年功序列の時代は終わった」と言われたときは、自分が否定されたような気持ちになりました。
		
	
		
	辞めたい気持ちはあっても、なかなか言い出せなかった?
やはり、55歳という年齢で「辞めます」と言うことに、すごく抵抗がありました。
これまで一生懸命やってきた分、「最後まで責任を持って働くべきだ」という思いもありましたし……。
実際に同僚が辞めようとしたとき、上司から徹底的に詰められていたのを見て、「自分も同じ目に遭うんじゃないか」と怖くなってしまったんです。
		
	
		
	ご家族には相談されましたか?
心のどこかで「この年で辞めても、他に行く場所なんてない」と決めつけていたんです。年齢を重ねるほど、新しい環境に飛び込むのが怖くなっていたというか……。
妻には心配をかけたくないという気持ちもあって、本音を言えずにいました。「もう少し頑張れば何とかなるかもしれない」と、自分をごまかし続けていたんですよね。
		
	
		
	退職代行を知ったきっかけは?
新聞の特集記事でした。「中高年の退職代行利用が増えている」という内容で、まさに自分のような事例が載っていて驚きました。
最初は「自分がそんなサービスを使うなんて」と抵抗がありましたが、それよりも今の環境を変えたい気持ちの方が強くなっていました。
		
	
		
	実際に相談してみてどうでしたか?
「こんなに気持ちに寄り添ってくれるサービスがあるんだ」と、驚いたのを覚えています。最初の一歩を踏み出すのは勇気がいりましたが、話を聞いてもらえるだけでも心が軽くなっていきました。
「ここで頑張らなくてもいいんだ」と思えたことで、ようやく前を向けたんです。
		
	
		
	退職代行に正式に依頼してからの流れは?
私の方で用意したのは、会社情報と上司の名前、希望の退職日くらいです。
あとはすべて代行の方が手続きしてくれて、会社と直接話すことも一切ありませんでした。
		
	
		
	会社から何か連絡は?
代行を通じて「退職を受理しました」という通知があっただけで、それ以降は一切何もありませんでした。
私物の返却や書類のやり取りも郵送で済みました。あんなに怯えていた自分が嘘のようでしたね。
		
	
		
	退職後はどう過ごされていますか?
今は、小規模な出版社で校正の仕事をしています。もともと文章を読むのが好きだったので、思い切って方向転換しました。
年収は少し下がりましたが、人間関係のストレスもなく、毎日が本当に穏やかです。
		
	
		
	新しい仕事は楽しいですか?
以前は、常に「成果を出さなければ」「誰かに負けないように」と張りつめていました。
でも今は、きちんと休憩が取れて、誰かの顔色をうかがわずに働ける。そんな当たり前のことが、どれほどありがたいかを実感しています。
仕事が終わったあとに、心から「今日もいい一日だった」と思えるようになりました。
		
	
		
	今、同じように退職に悩んでいる人へ伝えたいことは?
「逃げるのはダメだ」と思って無理をしてしまう方が多いと思いますが、それで心や体を壊してしまったら意味がありません。
退職代行を使うのは、決して甘えではなく、自分の人生を守るための大切な選択肢です。
私も○○退職代行さんにお願いしましたが、誠実で安心できる対応に、本当に助けられました。
相談だけでも構わないので、ぜひ一度話をしてみてください。自分の未来のために、行動を起こす勇気を持ってほしいと思います。
		
	辞めること」もまた、責任ある決断です
 長年働いてきた人ほど、「辞めること」に強い抵抗を感じるかもしれません。
でも、年齢や立場に関係なく、「働き方を選ぶ自由」は誰にでもあるはずです。
もしあなたが今退職を言い出せずに苦しんでいるなら、退職代行という選択肢があなたの背中をそっと押してくれるかもしれません。