私を守ってくれた退職代行という選択肢
「辞めたい。でも自分だけ抜けるわけにはいかない」
「上に睨まれたら…と思うと踏み出せない」
正社員という立場ゆえに、簡単には言い出せない——
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
今回は、責任と重圧に苦しみながらもなかなか辞められず、最終的に退職代行を活用したことで心身ともに救われたという、星野修平さん(44歳)の体験談をご紹介します。
体験者プロフィール
星野 修平さん(44歳)
大手家電量販店に新卒で入社。20年以上勤め、店長職として複数店舗のマネジメントを経験。
しかし、コロナ禍による業績悪化を背景に過剰なノルマと不当な責任転嫁が常態化。
部下を守る姿勢を取ったことで本社の監査対象となり、精神的ストレスから高血圧・不眠症を発症。
穏便な退職を模索する中で、弁護士による退職代行サービスを選択。
自分を壊してまで、仕事にしがみつく意味はあるのか
星野さん、まずは退職を考えるようになった経緯を教えていただけますか?
本格的に「辞めたい」と思い始めたのは、コロナ明けの頃です。
店舗は都心にあって、リモートワークの普及やEC化で来店客は激減していました。それにもかかわらず、会社からは「前年比120%を達成しろ」と言われ続けていたんです。
数字が出ないのは現場の責任だと言われ、在庫がはけない分を部下の個人ノルマに上乗せして補填させるよう指示されたときは、本当に驚きました。
「それは違う」と声を上げたら、今度は自分が標的になってしまって……。
それが、本社からの監査につながったのですね。
はい。拒否した翌週から、週3回の「面談」が設定されました。
形式上は面談ですが、実質は叱責です。「なぜ数字が出ていないのか」「部下の士気が下がっているのはあなたの責任ではないか」と詰められ続けました。
正直、役職者なのである程度のプレッシャーは覚悟していました。でも、毎週それが続くと、心が持ちませんでした。
体調にも変化があったとか。
不眠が続いて、1日3~4時間しか眠れない日々。朝になると吐き気がして、出勤前に薬を飲まないと動けない状態でした。
病院で診てもらうと高血圧と診断され、「このままでは危ない」と言われてしまって。
ようやく「辞めなきゃ」と本気で考えるようになりました。
「辞める」と決めてから、すぐに動き出せましたか?
いいえ、そこからが本当に難しかったです。
役職者が自分の判断で辞める前例がほとんどなく、普通に退職願を出しても揉めるのが目に見えていました。
引き継ぎ中にまたノルマを詰められる、釘を刺され続ける、家族にも迷惑がかかる。そんな不安ばかりが頭をよぎって、動けませんでした。
その中で、退職代行という選択肢を見つけたのですね。
はい。ある晩、「正社員 退職 穏便に」みたいなキーワードで検索していて、「退職代行」というワードに行き着きました。
最初は正直、「本当にそんなサービスあるの?」という半信半疑でした。でも、弁護士が運営しているところを見つけて、そこなら信頼できるかもしれないと思ったんです。
退職代行への依頼はどのような流れだったのでしょうか?
まずはホームページからメールで無料相談をしました。こちらの状況を伝えると、「同じようなケースに対応した実績があります」と回答していただいて、即日で契約に進めました。
以降はすべて弁護士の先生が会社側と連絡を取ってくれて、私は一切やり取りすることなく進めてもらいました。
職場からの連絡はありませんでしたか?
一切なかったです。会社には弁護士から正式に連絡が行っており、私個人への連絡は控えるように通知してもらえたので。
退職届の提出や貸与物の返却も、すべて郵送で完了しました。揉めることもなく、2週間後には正式に退職が認められたと聞いたときは、本当にホッとしました。
退職後のご自身の変化はいかがでしたか?
まず、朝の目覚めが全然違いますね。起きた瞬間のプレッシャーがないだけで、これほど心が軽くなるんだと感じました。
今は少し休養を取りながら、次の仕事を探しています。不眠もかなり改善されていて、心身ともに回復してきた実感があります。
最後に、今まさに退職をためらっている方へ、メッセージをお願いします。
「責任があるから辞められない」って思ってしまうのは、真面目に働いてきた人ほど抱えやすい悩みだと思います。
でも、その責任が自分の健康や家族との時間を壊してしまうなら、本末転倒ですよね。
私は弁護士法人の退職代行にお願いしましたが、対応も丁寧で、終始安心して任せることができました。
正社員でも、管理職でも、「もう無理だ」と思ったときは、迷わずプロに相談してほしいです。自分を守るための選択として、退職代行は本当に有効な手段だと思います。
限界を迎える前に。退職代行は、あなたを守ってくれる
役職者だって、限界はあります。
「会社に迷惑が。自分だけ抜けるのは」と、自分を後回しにし続けていたら心も身体も壊れてしまいます。
退職代行は「逃げ道」ではなく「守りの道」
辛さを感じているのであれば、限界まで我慢をせずにあなたにも守る選択をしてほしいと思います。
退職の相談はハードルが高く感じますが、まずは無料相談から試してみてください。
あなたの味方になってくれるプロは、きっといます。